詩人の谷郁雄さんの新刊です。
日々、体が大きくなっていた時代。
なんとも奇妙な時代が、僕にもありました。
なんのことはない子どものときのことですが。
まあでも、
子どもというのは、不思議な生き物ですよ。
考えることも、体も、どんどん変わっていくなんてね。
すっかりと成長をやめた現在(横軸は健在ですが)、
あのころの日々の気持ちを、
また味わいたいと思うことがあります。
まくらはこのへんで終わり!
そんな、子どもころの感性にもう一度もどれる、
すてきな一冊があるんですよ。
ジャーン!!
タイトルは、「真っ白な未来」(マーブルトロン刊)。
詩人の谷郁雄さんのいちばん新しい本です。
谷さんが描くのは、僕たちのなかにある子どもだった頃の「思い出の欠片」。
そこに、
写真家・西宮大策さんの子どもたちの「小さな日常」の写真が、
寄りそいます。
年末のあわただしいときこそ、
ゆっくりとページをめくって読んでもらいたい、
贈り物のような一冊です。
実は、ナナロクと谷さんとは、
なかなかのえにし深い関係なのです。
ナナロクをはじめるまえに、最初に作った詩集は、
谷さんの詩集だったりと、
いまも思い出が鮮やかによみがえります。
なんていって、ほんの数年前の話ですから、
忘れようもないんですけどね!