御徒町さんの朗読会に行ってきました。
先週の日曜、17日、
御徒町凧さんの詩の朗読会に行ってきました。
代官山で、月に1回開催されてきた、この人気の朗読会は、
ちょうど1年つづいた今回をひとつの区切りとして、
今回で終了するということでした。
最後の朗読会も、いつものようにはじまって、
不思議と、感傷的な感慨に浸ることなく、
最後まで楽しむことができました。
(特に、「ひと駅」という詩がよかった)
ナナロク社としても、この朗読会の本をつくったりしているわけだし、
なにがしかの感慨におそわれてもいいところですが、
そういったことがないのが、自分でも意外なようでいて、
しかし、実際は正しいようにも感じて、
結果、妙に腑に落ちて帰りました。
御徒町さんは、
詩人の故か、もしくはそれ以外の才覚か、
(そんなふうに決めつけていいのかわかりませんが)
よく流れをみつめて見極めているようです。
流れのなかにすっとはいって、すっとでていく。
一年つづけたこの朗読会のはじまりと終わりも、
流れとして正しくはじまり正しく終わった。
なんだか、そんな気がするのです。
すっとあらわれて、すっと帰ったり、
すっと起きて、すっと寝たり、
すっと出会って、すっと別れたり、
そんな感じの雰囲気をもって、
すっと生まれて来たのかもしれないですね。
朗読会もまた、
すっと、はじまるのを待とうかなと思います。