見方を変えたら開いた話

もう先月のお話です。



それは、

博多の書店さんに営業へ

行っていた最終日のこと。

そろそろ東京に戻ろうと、

預けていた荷物をとりに

駅のロッカーにつきました。


カギが合わない……


ロッカーの番号もカギの番号もおんなじ、

なのに、なぜなんだろう?????


ロッカーの番号は0990。

ちゃんと、カギも0990。


なんどみても同じです。


不慣れな土地の営業で疲れきった頭と体は、

それ以上、考えを前にすすめようとしません。


もう、荷物を置いて帰ろうか……


そういえば、たいしたものは入っていなかった気もするし。

(気がするだけです)


ロッカーのカギを手ににぎりしめて、

どこに行って聞いたらいいのだろうかと、

カーディガンのように負のオーラを身にまとい

やたら広い駅構内をフラフラと歩いていたとき、

やっとのこと

閃き ました。


これ、0660 じゃない?


ととととと、と小走りに0660のロッカーに。


ガチャン。


開いた〜!


それは、博多の営業中でもっとも歓喜に沸いた瞬間でした。



今回も完全なひとり相撲でしたが、

勝った喜びはひとしおです。

見方を変えるだけで、扉は開くのです。

実に大切なことを学べた一日でした。