青年

私の好きな言葉に、

「青年」があります。

でもこの言葉、

わりと手垢がついてちゃって、

本来のステキさがちょっとくすんで

います。

青年を表現した詩の一節に、

午前七時の太陽の彼

との言葉がありますが、

私のなかの「青年」は、

この詩のような、

イメージです。



いきなりこんな話をするのも、

青年との出会いが

あったからです。



その人の名は、

渡辺大樹さん。



大学を卒業と同時に、

たった一人でバングラデシュに行き、

ストリートチルドレンのために、

青空教室をはじめて6年。

子どもたちを支援する団体「エクマットラ」

バングラの学生たちとともに立ち上げ

子どもたちと一緒に宿泊するセンターを作り、

現在は学校建設に奔走する、

まだ20代後半の若者です。



(C)ekmattra


まあ、これだけだと、

ひねくれものの私としては

なんだか聖人君子っぽくて、

いけすかないのですが(最低ですね…)、

本人に会うと、

そんな気持ちがぶっとびます!

若ての芸人のような明るさと、

真剣な思いが混在している、

不思議な魅力の人でした。




彼がバングラで仲間といっしょに作った、

映画が11月より、

日本でも上映されます。

映画『アリ地獄のような街』



この映画については、また明日に。