タムくんの新刊はステキすぎる本。



タムくんの新刊が

大好きな出版社「太田出版」さんからでますので、

ご案内させていただきます。

タイトルは『ロマンス』!


「こんなに幸せだったり、

 さびしくなったりするのは、

 恋というらしいけど」

タムくんのラブストーリー短編集です。




この本、正直いって、

タムくんの本のなかでベストになる予感です。

予感なんていっていますが、確信です。


とにかく、「一冊の本」としての気持ちよさ、

うつくしさ、たたずまい、そのほかいろいろ、

みなさんに手にとって読んでいただきたい本です。



もっと正直にいえば、

カバーをまいただけの見本を見たときに、

心中おだやかじゃないぐらい嫉妬しました。

「うわぁ、いい!!悔しいぐらい、いい!!」と。

本当にいいなあと思う本をみると、

どうしてあんなに悔しくなるんでしょうか。

白雪姫にでてくる、悪い王女さまの気持ちもわかります。

「白雪姫、かわいい!!くやしい!!」と。

ですがですが、

燃えさかる嫉妬の炎は、

次の本をつくるエネルギーになるんですよ、これが。

うまくつかえば、ジェット噴射ですよ。

これからも、

いいものをみては、悔しがって生きていきたいです。



ともあれ、

作品と、編集者の力と、出版社の個性と、

あといろいろなタイミングや力が合わさって、

カタチになった『ロマンス』。



今日、現在、

2010年のナナロク賞の最有力候補です。